ディープインパクト
競馬をあまり良く知らない身でも、名前は聞いたことがあるディープインパクト。頸椎骨折で安楽死とのこと。
ディープインパクトは名馬であり、スターであり、2005年にクラシック3冠を制し、G17勝の名馬であり、武豊氏とのコンビで知名度もとても高かったです。
確か、フランスではとても有名なロンシャン競馬場での凱旋門賞でも走り抜いたことも、記憶に新しいです。
毎年自己最高記録を更新し続け、昨年もJRAの数々の場においても勝利を収めていました。
また、体内にマイクロチップを入れる義務が制定されて、埋め込んだ第1合の馬だったことも覚えています。
ディープインパクトがの走りはとても特徴的で、重心を抑えてなめらかに走る様を、武豊さんが「空を飛んでいるようだ」と表した言葉はとても印象的。
走る気持ちがとても強く出るため、乗る方もとても大変扱いが難しいようでしたが、
それを聞いて著者が最近まで熱中していた『ゼルダの伝説 「ブレスオブザワイルド」』にでてくる乗馬のシーンでのスピードの☆印5馬の感覚でしょうか。
しかしそんな名馬も安楽死になってしまったニュースを聞いて、他に生かせる方法はなかったのか、と似た事例と併せて考えてしまいます。
しかし、実際は治療費のコストが高く、結果的に死亡に至る比率が高いため、ほとんどの馬は予後不良と診断され、安楽死の処置をとられてしまうケースが多いのは周知の事実で、むしろ苦しみを和らげてあげるための最善の処置なのです。
アスリートとして
このサイトでは音楽家の観点で記事を取り上げています。
競走馬がアスリートであるならば、演奏家もある意味アスリートです。
演奏家が怪我をしたら、安楽死ということはまずないですが、
耳が聞こえなくなったり、指に支障を来してしまうジストニアの病い侵されてしまう奏者も周囲に大変多く存在します。
演奏家も体が資本であり、一度バランスを崩すと下の演奏に戻れないばかりではなく、その仕事やポジション自体も失ってしまいます。
世間では、ポイ捨てなのか、と思われる今回のディープインパクトの事例のように、一線から退く他ないシビアな現場がこちらにもたくさんあります。
そうならないためにも
・自ら情報を集めて年齢にあった活動スタイル、演奏スタイルを確立すること。
・体などの異変に気づく前に、マッサージや、健康チェック、食事と運動の見直しなどで、自らをチェック。
自己管理は基本。体のメンテナンスも勿論、事故やリスクマネージメントは常に考えて置くべきだと思います。
逆に考えると、リスクを抱えても生きなければならない人間界のほうが、馬よりシビアなのかもしれません。